犬の仮宿-本当のおうち、探している子がいます。

繁殖場からレスキューされてきた保護犬をお預かりし、仮宿の女将を務めていましたが、お預かりしていたキャバリアの「さくら」は、我が家の一員となりました。今後は、さくらの後輩たちのための“Web仮宿”として、保護犬たちの紹介をしていきます。

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公園デビュー

仮宿の人間スタッフ全員で、さくらを近所の公園に連れて行きました。



たぶん初めての、緑の草、枯葉、黒土、砂…



大旦那にじゃれついてみたり。

でも、あまり長い距離を歩くのはまだ辛いようで、すぐに伏せっちゃいます。
道中も、ドッグスリングで抱っこが、ほとんどでした。

他のワンちゃんに会っても、吼えたりせず、とてもおとなしいです。
…と言うか、無関心に近いです。
犬同士で挨拶しあうことを、まったく知らないようです…

犬としてするべきことを、ほとんど忘れてしまった子。
今は「トイレのできない猫」のような状態です。

さくらに、それでも良いと言ってくださる方。
彼女のペースで、彼女が“犬”を取り戻していくのを見守ってくださる方。
もしも、最終的に“犬”に戻りきれなかったとしても、すべて受け入れてくださる方。

そんな方と一緒に生きていける日が来ることを祈りつつ、お預かりしています。


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図工の時間(笑)

さくらのお部屋、プチ模様替えしました。



先日の動物病院受診のとき以来、どうしても馴染めないベッドは撤去しています。
車に乗せるとき、バリケンの中敷代わりに、ベッドをバリケンに入れてしまい、そのままです。

サークルの居住スペース側も、ペットシーツを敷き詰めています。
いつかはトイレをわかってくれることを期待して、トイレには誘引効果のあるしつけシーツ、居住スペースはヒノキ入りの消臭シーツを敷いてみました。

居住スペースにはワイドサイズを3枚組み合わせて敷くと、ほぼ覆えます。
写真右下、給水器のあたりだけ、シーツがない状態です。水こぼれを考えると、むしろ丁度いいかな?

そのまま3枚敷いても、サークル内をさくらが元気に走り回るとぐちゃぐちゃになるので、両面テープで貼り付けて居住スペースよりやや大きな1枚シーツにしてから、床トレーに敷き、それからサークルを一旦少し持ち上げて、サークルとトレーの間にシーツの端をはさみ込むようにしています。
これで、かなり固定されます。
…が、毎日が“図工の授業”な気分です(笑)
まだトイレを理解できていないさくらは居住スペースでも排泄してしまうので、一日に何回か工作の時間がやって来ます。
シートの隣に両面テープ完備で、ぺたぺた。
で、敷いた10分後にまた交換、なんてときもあります。
1枚だけ替えられればいいのだけれど、両面テープをはがせずにシーツが破れてしまうので、全交換。もったいない(泣)

大きなシーツを広げながら、「あぁ、ベッドメイクみたいだなぁ。…って、まさに宿屋だね!」とか、独りツッコミ入れて笑ったりとか、しています。

犬は元来、オオカミ同様巣穴で生活していたので、寝室・食事スペース・トイレは本能的に必ず分ける、と聞きました。
ですが、さくらは、どこででも排泄してしまいます。
自分の排泄物を踏んづけても、何も気にせずに元気に私を見て「遊んで」の顔をしています。

推定7年の間生きてきた環境が、トイレを生活の場と分けるという本能をも打ち消してしまったのでしょう。

それもそうでしょう。
cavalier03.jpg
こんな飼われ方をして、自分の排泄物を踏まずに生活するなんて、無理です。
それを嫌だと感じていたら、生きていけない。
さくら達は、生き延びるために、自分の本能を殺してしまったのでしょうね。
(写真はJ.A.P.様撮影。許可を得て転載しています)

ベッドを撤去して全面シーツにしたら、さくらはとても嬉しそうにサークル内を走り回っています。
シーツの上で、丸まって眠っています。

レスキューから2週間弱過ごしたシェルターで、恐らく初めて知ったのであろうペットシーツ。
それが、きっと、何よりも肌触りの良い、最高の敷物だったのでしょう。
ベッドよりもシーツを、さくら自身が望むなら、希望に応えたいと思います。

いつか、もっと寝心地の良い場所があることを知ったさくらが、寝床の交換を自分から望む日まで。


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テーマ:一時預かりボランティア - ジャンル:ペット

健康診断を受けてきました

sakura002.jpg

さくらは、どうしてもベッドで寝ません。
まだ、ベッドを「入って安らいでいい場所」と認識していないようです。
おトイレのシートの上が、一番くつろげるようです…


さて。
今日は、仲居ABCD(猫ズ)かかりつけの動物病院に、さくらの健康診断をお願いしてきました。
さくらちゃんの体重、5.7kg。

先生から受けた指摘は…

・かなり長期にわたる、慢性の外耳炎→
  ・炎症の刺激と掻き続けた刺激で、耳の穴の形が変わってしまっている
   (腫れて一時的に形が変わるのではなく、格闘家の“ぎょうざ耳”のような、もう元に戻らない変形)
  ・マラセチアという真菌(カビ)の繁殖
・重度の歯槽膿漏→歯石除去では“手遅れ”。相当な本数の抜歯が必要
・両後肢の膝がはずれている→でも生活は問題なくできるので、治療の必要はなし
・キャバリアの遺伝的疾患である心臓病、僧帽弁閉鎖不全症(弁膜症)は、まだ発症していない
・歯の状態が悪すぎ、歯からの年齢推定は不可能。白内障や僧帽弁閉鎖不全症がまだ発症していないことから、7歳前後という保護主さんが前飼育者から聞き出してきた年齢でほぼ合っているのではないか
・今から『しつけ』を入れるのは、非常に難しい

とのことでした。

外耳炎についての、先生の説明は…

・耳の中には、脂分を分泌する腺がある
・マラセチアという、どこにでも(犬猫や人間にも)いるカビがいて、普段は何の悪さもしない
・マラセチアは脂や湿気を好むので、犬の耳がジメジメしたり、体質的に脂の分泌の多い子だったりすると、マラセチアが異常繁殖する
・ねっとりと黒く、醗酵した独特の臭いの耳垢が出るようになる
・マラセチアによく効く抗真菌剤があるので、これで治療をすすめる

とのことでした。

さくらをお預かりするとき、J.A.P.様から「湿気の多い場所にいたのかも」という申し送りを受けていますが、そうだとしたら、それもマラセチアの異常繁殖の原因なのかもしれない、と思いました。

抗マラセチアの点耳薬を、いただいてきました。
1日1回、耳の中に1滴落として、もみもみ。もう1滴を指にとって、ぬりぬり。これを両耳に。
最初は毎日。良くなってきたら週3、週2、週1…と減らしていき、完治したら終わり。
ただ、その後もし再発したら、脂の多い体質と思われるので、その場合は定期的にずっと続けていくべき、とのことでした。

外耳炎の経過、歯槽膿漏の処置…しばらくは頻繁に先生のお世話になりそうです。
先生、どうか、よろしくお願いします。


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さくらちゃん、お迎えしました!

sakura001.jpg
本日、『さくら』ちゃんをお預かりしました
J.A.P.様撮影のシェルター滞在当時の写真※
※許可を得て掲載しています※


長旅を乗り越えて、はるばる仮宿まで来てくれました。

若旦那(7歳)や看板娘(1歳)、仲居ABCD(猫4名様)のムチャ振りにも、「遊んでくれるの?」アタックを返してくれる、とても気立ての良い子です。
2週間前にはこんな環境にいたのが嘘のように、人間を信じてくれています。
密かに大旦那がメロメロになっています(笑)

そもそもの名前は不明。J.A.P.様では保護犬のあまりの多さに個々の仮名はつけられずに犬種ごとに「ヨーキちゃん」「キャバちゃん」…と呼ばざるを得ない状況だったとのことで「仮名は預かりさんがつけて、名前で呼んであげてください」と申し送りを受けました。
2度にわたる仮宿スタッフによる命名会議を経て決まった名前が、若旦那命名の『さくら』。

さくちゃん、ようこそ。
およそ7年間、犬らしく生きることを許されなかった日々は、悪い夢だったと思ってください。
これから、一緒に『人間と暮らす犬』になっていきましょう。
私たちも『犬と暮らす人間』になっていきます。

仮宿から本当のおうちに“帰る”日まで、お世話させていただきます。


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