犬の仮宿-本当のおうち、探している子がいます。

繁殖場からレスキューされてきた保護犬をお預かりし、仮宿の女将を務めていましたが、お預かりしていたキャバリアの「さくら」は、我が家の一員となりました。今後は、さくらの後輩たちのための“Web仮宿”として、保護犬たちの紹介をしていきます。

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健康診断を受けてきました

sakura002.jpg

さくらは、どうしてもベッドで寝ません。
まだ、ベッドを「入って安らいでいい場所」と認識していないようです。
おトイレのシートの上が、一番くつろげるようです…


さて。
今日は、仲居ABCD(猫ズ)かかりつけの動物病院に、さくらの健康診断をお願いしてきました。
さくらちゃんの体重、5.7kg。

先生から受けた指摘は…

・かなり長期にわたる、慢性の外耳炎→
  ・炎症の刺激と掻き続けた刺激で、耳の穴の形が変わってしまっている
   (腫れて一時的に形が変わるのではなく、格闘家の“ぎょうざ耳”のような、もう元に戻らない変形)
  ・マラセチアという真菌(カビ)の繁殖
・重度の歯槽膿漏→歯石除去では“手遅れ”。相当な本数の抜歯が必要
・両後肢の膝がはずれている→でも生活は問題なくできるので、治療の必要はなし
・キャバリアの遺伝的疾患である心臓病、僧帽弁閉鎖不全症(弁膜症)は、まだ発症していない
・歯の状態が悪すぎ、歯からの年齢推定は不可能。白内障や僧帽弁閉鎖不全症がまだ発症していないことから、7歳前後という保護主さんが前飼育者から聞き出してきた年齢でほぼ合っているのではないか
・今から『しつけ』を入れるのは、非常に難しい

とのことでした。

外耳炎についての、先生の説明は…

・耳の中には、脂分を分泌する腺がある
・マラセチアという、どこにでも(犬猫や人間にも)いるカビがいて、普段は何の悪さもしない
・マラセチアは脂や湿気を好むので、犬の耳がジメジメしたり、体質的に脂の分泌の多い子だったりすると、マラセチアが異常繁殖する
・ねっとりと黒く、醗酵した独特の臭いの耳垢が出るようになる
・マラセチアによく効く抗真菌剤があるので、これで治療をすすめる

とのことでした。

さくらをお預かりするとき、J.A.P.様から「湿気の多い場所にいたのかも」という申し送りを受けていますが、そうだとしたら、それもマラセチアの異常繁殖の原因なのかもしれない、と思いました。

抗マラセチアの点耳薬を、いただいてきました。
1日1回、耳の中に1滴落として、もみもみ。もう1滴を指にとって、ぬりぬり。これを両耳に。
最初は毎日。良くなってきたら週3、週2、週1…と減らしていき、完治したら終わり。
ただ、その後もし再発したら、脂の多い体質と思われるので、その場合は定期的にずっと続けていくべき、とのことでした。

外耳炎の経過、歯槽膿漏の処置…しばらくは頻繁に先生のお世話になりそうです。
先生、どうか、よろしくお願いします。


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テーマ:動物病院 - ジャンル:ペット

さくらちゃん、お迎えしました!

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本日、『さくら』ちゃんをお預かりしました
J.A.P.様撮影のシェルター滞在当時の写真※
※許可を得て掲載しています※


長旅を乗り越えて、はるばる仮宿まで来てくれました。

若旦那(7歳)や看板娘(1歳)、仲居ABCD(猫4名様)のムチャ振りにも、「遊んでくれるの?」アタックを返してくれる、とても気立ての良い子です。
2週間前にはこんな環境にいたのが嘘のように、人間を信じてくれています。
密かに大旦那がメロメロになっています(笑)

そもそもの名前は不明。J.A.P.様では保護犬のあまりの多さに個々の仮名はつけられずに犬種ごとに「ヨーキちゃん」「キャバちゃん」…と呼ばざるを得ない状況だったとのことで「仮名は預かりさんがつけて、名前で呼んであげてください」と申し送りを受けました。
2度にわたる仮宿スタッフによる命名会議を経て決まった名前が、若旦那命名の『さくら』。

さくちゃん、ようこそ。
およそ7年間、犬らしく生きることを許されなかった日々は、悪い夢だったと思ってください。
これから、一緒に『人間と暮らす犬』になっていきましょう。
私たちも『犬と暮らす人間』になっていきます。

仮宿から本当のおうちに“帰る”日まで、お世話させていただきます。


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テーマ:保護活動 - ジャンル:ペット

明日、お迎えです!

急遽、明日、電車でお迎えに行くことになりました!

仮宿の若旦那(小2)の学校の仕度を確認していて宿題の日記に「犬が来なくて残念でした」なんてことが書いてあるのを見つけ、「あぁ、『新しい家族を迎えるのではなくて緊急の保護のための一時預かりなんだ』と、納得して理解している素振りをしてはみせても、やっぱり素直に『ワンちゃんが来るから嬉しい』っていうのが、7歳児の本音なんだな…」と、改めて感じさせられたのが、今朝のこと。
週末までどんな風に若旦那をなぐさめようかと考えていたところだったのですが…

昼過ぎに携帯が鳴りました。
J.A.P.様からでした。
いくつかのやり取りの後でお声掛けいただいたお話は、
「明日、別の預かりさんを訪ねて仮宿と同じ地方に電車で向かう用がある。その預かりさんと同じ駅まで出てきてもらって待ち合わせることができるなら、仮宿のお客になる子も一緒に連れて行くが、都合はどうか」
というものでした。

ご提案どおりで、引き受けさせていただきました。

キャバリアちゃんを1名、預からせていただきます。

ほんの2週間前には、こんな環境で生かされていた子。
(J.A.P.様撮影。許可を得て転載しています)
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「ガリガリで、可哀想なくらいでした。」との、J.A.P.様ブログ記事。

私、実は犬種に疎くて、今回の一時預かりに参加するにあたって、あわててキャバリアについて調べたのですが、「肥満に注意」「太りやすいです」といった記述が多かったです。

なのに…
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なのに、こんなに痩せてしまっている子たち。
(J.A.P.様撮影。許可を得て転載しています)

辛かったろうね。よく頑張って生き抜いてくれたね。
ごめんなさい と ありがとう を、いっぱいいっぱい贈りたい。

あなた方の中から代表の1名様を、お預かりさせていただきます。

いま現在、誰が仮宿のお客様になるかを、私たちは知りません。
お電話いただいた時点で、キャバリアの里親をご希望の方がJ.A.P.様とお話の最中ということで、その方が選んだ子ではない方の子が、私どもが担当させていただく子になります。

まだ見ぬお客様。
先に預かりっ子や里子に出た子たちの“残り福”を、あなたはいっぱい持っているはず。
大丈夫。あなたは独りじゃない。別々の場所で暮らしても、みんながずっと一緒です。
J.A.P.様も、預かりっ子や里子のことを、ずっとずっと見守ってくださっています。

そして、私たちも精一杯のお世話をさせていただきます。

本当のおうちが決まるまで、おうちみたいなものだと思って、くつろいでいって下さい。

まずは、人間の中にも信じても大丈夫なヤツもいるんだ…そう思っていただけたら、嬉しいです。

さあ、明日は片道1時間半の電車の旅。
早起きして、マッハで(死語?)家事して、若旦那と看板娘を送り出して、空のカート押して電車飛び乗るぞ!


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テーマ:一時預かりボランティア - ジャンル:ペット

お迎え延期となったので

今日は、一時預かりちゃんのお迎えの日の候補のひとつでした。
お互いの事情が許せば、シェルターと仮宿から双方車を出して高速に乗り、中間地点あたりのサービスエリアでお引渡しを…ということで打ち合わせをしていましたが、今日では折り合いがつかず、延期となりました。

J.A.P.様は、来週、繁殖屋からのレスキューに加えて、緊急のレスキューも決まったとのこと。
うちで預かる子も、ひょっとしたら、今週のレスキューで来る新しい子に変更になるかもしれません。
もしそうなったら、緊急の子たちは繁殖屋からの子より若いだろう。1歳未満フードも必要かも…

そうだ。コス●コ、行こう。

何しろ、こんな立派なフードを買えるんだから、助かります。
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大きさの比較対象に、DVDなど置いてみました。
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それでいて、ちゃんと原材料の筆頭にはチキンorラムが書かれています。
(つまり、いちばん多く使われている材料はお肉です)
合成保存料や着色料も使われていません。
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仮宿の仲居ABCDの今までのキャットフードと、ほぼ同等の品質のようです。

これを18kg3000円台で買えるんだから、年会費もちょっとフード買えばすぐ元が取れる!と思う。たぶん。

…という口実でホットドッグを食べに行ったという疑惑も否定しきれないですが(笑)

大丈夫。ちゃんと買ってきました。パピー用フード。
子犬用なので、小さめの袋。アダルトフードの半分です。
foods04.jpg
半分っていっても、9kgありますけれど、ね(汗)

この大袋から、申し訳ないですがうちの子&預かりっ子の分を開封して抜かせていただいてから、残り(と言っては失礼ですが)を、J.A.P.様への物資提供とさせていただこうと思っています。
車で迎えに行くことになったら、預かりちゃんの代わりに車に積んでいっていただいて。
もし、待ち合わせ方法が変わったら、宅配で。
うちの頭数では食べきれないので、シェアしましょう!ということで。

シェルターの子たちのお口に合えばいいなぁ。


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テーマ:里親募集 - ジャンル:ペット

話し合い、そして、定員の見直し

仮宿の大旦那(私の夫、ともいいます)から、受け入れ態勢の再検討を打診されました。
「我が家で、本当に2頭ペアでの一時預かりができるのか?」と。

正直、スペースのこと、費用のことなどを考えると、私も2頭預かりは不安です。
ですが、猫を飼い始めたときの経験から、2頭一緒にいる方が、不安解消やグルーミングをしあえたり、どちらかが体調を崩したときに比較対象がいる分発見が早かったり、そうしたメリットから、トータルで考えると逆に2頭の方が無理なくお世話できると考えていました。

しかし、大旦那は、1頭を手厚くお世話していく方が確実だと考えています。

とことん話し合いました。
「苦労してきたわんちゃんを、今度こそ幸せに」という気持ちは、大旦那も私も一緒。
「そのために最善を尽くしたい」という気持ちも、一緒。
では、最善って何だろう?

たぶん、最善は、「この件に関わった全員が幸せになること」なんだろうと思います。

だから、たとえわんちゃんは良いお家にお嫁に出せても、仮宿メンバーの間がギスギスしてしまったら、きっと私たちは「レスキューに失敗した」んだろうと思います。

大旦那(夫)の反対を振り切ってまで2頭を迎えて、わんちゃんはもちろん、大旦那も幸せにして、なおかつ、若旦那(息子)と看板娘(娘)と仲居A・B・C・D(猫4名様)にも絶対に無理をさせない生活ができるか…

きっと、できない。そう判断しました。

仮宿、定員の変更です。

情けないお話ではありますが、預かり頭数を1頭に変更させていただきました。

その代わり、お預かりした1名様は、全力で幸せにします。


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左から仲居C・仲居D・仲居A(白黒)・仲居B(薄茶トラ)です



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